津波てんでんこ 釜石市に伝わる津波から身を守る三陸の知恵 [日記]
岩手県の三陸地方には、「津波てんでんこ」という言い伝えがある。
てんでんことは、てんでんばらばらになっても早く高台へ行けという意味で、
古くから津波に苦しめられてきた過去の教訓である。
この「てんでんこ」の言葉は、津波研究家の山下文男さん(87)が広めたといわれる。
人に構わず自分の身だけを考えて逃げろ、という一見非情に聞こえる教えだ。
しかし、東日本大地震の津波で、大きな被害を受けた釜石市と大船渡市では、
「てんでんこ」の津波に備えた知恵や工夫が活かされ、
多くの子供たちの命が救われたのである。
まさに、てんでんこの実践だった。
今、避難所の中で、被災者たちが「てんでんこ」とつぶやき始めている。
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てんでんことは、てんでんばらばらになっても早く高台へ行けという意味で、
古くから津波に苦しめられてきた過去の教訓である。
この「てんでんこ」の言葉は、津波研究家の山下文男さん(87)が広めたといわれる。
人に構わず自分の身だけを考えて逃げろ、という一見非情に聞こえる教えだ。
しかし、東日本大地震の津波で、大きな被害を受けた釜石市と大船渡市では、
「てんでんこ」の津波に備えた知恵や工夫が活かされ、
多くの子供たちの命が救われたのである。
まさに、てんでんこの実践だった。
今、避難所の中で、被災者たちが「てんでんこ」とつぶやき始めている。
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